社会保険労務士の仕事と出会うまで

地元の大学を卒業後、しばらく小学校の教員をしていました。
初めて赴任した小学校は一年を通して行事が多く、運動会や学芸会の定番行事の他に、夏休みの校内キャンプ、秋祭りには神輿を担ぎ、桃の節句にはお雛様を飾り、それはめまぐるしい毎日でした。子供たちはとても無邪気で可愛らしかったのですが、だんだんと心身ともに疲れ、仕事の面白さを感じられなくなってしまいました。
私は結婚と同時に仕事を辞めました。家庭と仕事の両立をする自信がとてもなかったからです。その当時、公務員の育児休業制度は民間に比べて充実していましたが、今のように社会全体が育児をしながら働く女性を応援する雰囲気ではありませんでした。そんな中でも出産・育児をしながら継続して働き、現在のポジションを維持している同年代の女性に出会うと、素晴らしい生き方だなと思うことがあります。

なぜ社会保険労務士の仕事を始めたのか?

専業主婦として子育てに追われる日々がしばらく続きました。自分の時間は家族のためだけの生活でした。
そんなある日、本屋さんで「社会保険労務士」の受験本を見つけました。何気なく手にとって読んでみたところ・・労働基準法や、社会保険・雇用保険などについて、知らないことがいっぱい書かれていました・・ひとは、人生の多くの時間を費やして働きます、それなのに、こんなに大事な知識が自分にはないなんて、もったいない・・と一念発起、さっそく勉強を始めました。主婦のもったいないパワーが意外に役立ちました。
そしていざ勉強をしてみると、とても楽しく、この知識を広めたい!と思い、資格をとるまでになりました。
この仕事を始めるのに、私にはりっぱな理由など無いのですが、一冊の本との出会いが私の後半の人生を豊かなものにしてくれました。その本は表紙が取れ、ボロボロになっていますが今も書棚にあって、時々落ち込む私に「ガンバレ!」って言ってくれているような気がします。

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社会保険労務士事務所での修行

資格取得後、早速、社会保険労務士事務所に就職しました。
就職したての頃は、パソコンが全く使えず、メールって?エクセルって?から始まり、顧客先では、名刺の渡し方から、打ち合わせ時の席順に至るまで教えられることばかりでした。見た目はいい年してるのに、やってることは新人みたい・・と思われているんだろうな、暑さ寒さに関係なく一年中冷や汗をかいていました。
そうしながらも事務所では、給与計算や、労働保険・社会保険の手続き等、たくさんの実務を積んできました。(実務には自信があります!)
失敗もたくさんしました。でもそこから学ぶことも多くありました。
勤務していた社労士事務所で経験したことは、私にとってかけがえのない大事なものです、今の私の仕事に対する姿勢や考え方の基本になっています。

いざ開業!

4年9ヶ月勤めた社会保険労務士事務所を退職し、平成23年12月に開業しました。
私がこの仕事を始めた頃は、「こうならなければ」「こうあるべきでは」と考え、様々な成功本や教訓本を読んだり、ひとの話を聞いて参考にしていました。
でもその頃はいつも他の事務所と自分を比較をし、だんだん余裕や自信がなくなり、仕事の依頼が来ない月日がしばらく続きました。
私には私だけの個性や適性を持っているはず、それらを精一杯生かして仕事をすることが一番自然で良い結果を得られるのではないかと、少しずつ気持ちを切り替えることができるようになりました。
そうすると積極的にこの仕事に取り組めるようになり、お客様にも「この仕事をしてください」と依頼をいただく機会が増えてきました。

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最近では、若い時期に味わうことのできなかった仕事のやりがい・面白さ・厳しさを少しずつ感じてきています。
そして自分らしく本領を生かしながら、お客様との信頼関係を大切に仕事をしています。
また社会保険労務士は法律家ではありますが、同時にサービス業でもあることにも心がけています。
さらにこの仕事を通じて大切なものを得ました。それはたくさんの方々との出会いです・・会社のお客様、個人のお客様、同業者仲間、異業種仲間など。いろいろな方の生き方、仕事に対する考え方に触れることで、「はたして自分はどうなのだろう」といつも自分の立ち位置や生き方を考えさせられています。
このいただいためぐりあわせ~ご縁を大切に、そして残された私の時間を仕事のために使える~この今の環境に深く感謝しています。

今の仕事プラスさらにやりたいこと!

私は年金の仕事も大好きです。
企業の障害者法定雇用率が上がったことや65歳まで高年齢者雇用確保の義務化など、法律改正の影響もあり、現在障害年金受給者の方や老齢年金受給者の方が職場でたくさん働いていらっしゃいます。
今の60歳台~70歳台の方は、多くの経験を積み豊富な知識や技能をお持ちで、まだまだ社会でご活躍いただきたい方ばかりです。
しかし老齢年金と賃金は調整される仕組みが適用され、その仕組みは難解なものになっています。
今後はそんな方たちや会社様のために年金と雇用を結び付ける社会保険労務士事務所になりたいと考えています。
また年金は、年老いたとき、障害を負ったとき、家計の担い手が亡くなったときなど人生の大きな壁にぶつかった時に支給される国からの有り難い給付です。しかし一方では保険料の納付要件など一定の基準を満たさなければ支給を受けられないといった厳しい側面も持ち合わせています。「老齢」「障害」「死亡」といった人生の困難な事態に出会った、そんな時に、年金がもらえることや手続き方法が分からずに、貰い損ねるなどどいったことはあってはならないことと考えます。
そのため、私は年金セミナーの講師として、年金のしくみやその良さを多くの方たちに伝えていけたらいいなと考えています。
いくつになっても、そしてどんな状況になってもチャレンジできる社会でありますように!!

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小林 真理子 about_05

資格

  • 社会保険労務士
    東京都社会保険労務士会 多摩統括支部 所属(登録番号 第13100352号)
  • 年金アドバイザー 2級 3級

趣味

旅行

経歴

  • 岡山県出身
    岡山大学 教育学部 卒業
  • 社会保険労務士資格試験 合格(2006年度)
    横浜市内の社会保険労務士事務所に勤務(2007年~2011年)
    こばやし事務所 設立(2011年12月)
  • 八王子年金事務所 年金アドバイザー
    稲城市役所 年金相談員
    町田労働基準監督署 臨時労働保険指導員